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法事と料理

なおらいと会食の意味

なおらいの語源は、直り合いで一同が、祭祀のため行った斎戒を解き、平常に直るという意味があり、またなほるを食膳に着座する、一同が会する意味としてもあるそうです。仏教の法事の際の料理とは、仏事でいう神事であることは同じようですが、少し意味合いは違ってきています。仏教的な法事で言えば故人を偲び生命を慈しむという事になりますが、神式では神事から平常に戻る儀式といえそうです。

しかし仏事も神事も儀式の最後にする食事は精進料理となっているようで、現在では儀式の締めとしての一堂に会する食事であることは間違いはないようです。ただ神事の場合には慣習というよりは、実際に神事の一環としての位置づけがありますから、各神事ごとの直会の方法があるようです。

法事料理と神事直会

神式で行う祭事など仏教で言う法事の時の食事を直会なおらいというそうです。これは神社に於ける神事の最後に、神酒と神饌を食する行事で、本来は神事を構成する行事のひとつです。法事料理のお斎とは元来の意味は異なるようです。

直会はお墓参りの際に墓前にお供えしたものを食べるというのと同じで、神霊が召し上がったものを頂いて神霊との結びつきを強くしてその加護を期待するということのようです。神社から餅などを頂く場合、直らうという場合があるそうですが、これも同様の意味があると思われます。神社本庁が定める神社祭式では、どの祭式・祭祀においても必ず直会を行うこととしており、その具体的な作法も定めているそうです。

法事料理お斎の意味

人は生き物たちの いのちの布施のお陰で生かされているという仏教的な考えから葬儀、法事などの仏事のときにいただく食事は、亡き人を偲びながら法話についてお互いに語りつつ会食するという仏事のひとつでもありました。ともすると十分にもてなす料理と派手な食事内容になりがちですが、実はこのことは好ましいものとは言えません。

それは、お斎は食事の中身ではなく仏事としての中身を大切にしていただくのが本来の法事の料理の意味であり、本来の法事仏事における料理は精進料埋で、肉・魚介類を用いない、野菜や穀類、海草類の料埋です。できる限り本来の精進料理を心がけたいものです。

法事の料理は初七日の場合では葬儀社へ頼婿ともできますが、49日法事以降では喪家で料理を出すことになります。法事料理の金額は、1人3,000円~5,000円位が一般的といわれます。

法事精進料理としきたり

法事の後の料理、会食は伝統的なしきたりとして決められているところもあるそうです。昔の農村などでは、法事といえば大きな行事でした。そのため法事を執り行う家に近所や親戚などの女性が集り料理をつくるということです。料理の内容などはその土地の習慣しきたりとして決められていたようです。法事の料理は精進料理が理想ですが、それも今日では難しくなりました。

地域によって、故人の分も全く同じお膳を用意する場合、家族の膳から少しづつ取り分けて霊前に供える場合などいろいろな方法があるそうです。

お斎とは、食事をする時刻 時とき が語源とといわれていますが、あるお寺さんのお斎を見てみると、精進料理にはかかせないごま豆腐や生麩などを中心にして、昔からの山菜料理や四季の味覚を加え、素材はもとよりだし汁、味付けに至るまで、自然のものを生かしてこまやかな手間を惜しまず料理しているということです。

法事と料理一覧

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