彼岸は中国から伝わった法事です。彼岸という浄土に生まれ変われることを願ったものですが、日本においては法要法事を営んで、祖先を祀る行事へと変わってきたといいます。初めて日本で彼岸会が行なわれたのは806年(大同1年)といいます。日本後記には 天皇である崇道天皇のため、諸国の国分寺に命じて 七日金剛般若経を読まわしむ と記されているそうです。
お彼岸という法事には日本の風習として お供え物として ぼたもち や おはぎが供えられますが、ぼたもちもおはぎも元来同じものです。炊いた米を軽くついてまとめ、分厚く包んだ菓子として作られるのが一般的でといわれます。ぼたもち おはぎの名前の由来は、彼岸の日のころに 牡丹(春)と萩(秋)が咲くことからと考えられています。
このように彼岸は浄土ぬ生まれ変わる事を祈るところから、亡くなった人を供養し弔う、また先祖を祀るという意味合いにもなったようです。故人にたいする追善回向が含まれるようになったのも日本人らしい習慣といえそうです。このようにして、彼岸の間にはお墓参りをするなどして故人に思いをはせる法事となりました。