Top >  法事葬儀と檀家制度 >  法事葬儀のための宗教?

法事葬儀のための宗教?

徳川幕府は、檀家制度とともに自讃毀他といって自分の宗旨を褒め、他宗をけなすことを禁止したり、法論も禁止しました。このことが影響して日本の仏教各派は布教ができなくなりました。そのため、当然信徒をつなぎとめて、自分の宗派や寺院を維持するために、葬儀を執り行うことや年忌法要法事と塔婆を立てることを奨励したり、盆と彼岸の墓参りなど徹底などを行ったというわけです。

当然にお寺の僧侶は、法要法事のたびに供養を受け裕福になっていったと考えられます。人々は重なるなる僧侶への供養、寺院の修復や増築のための布施などの負担に苦しんだという歴史があります。

そんなことから人々は、僧侶批判の諺を残しているのではと考えられ、随分と不満と皮肉を込めたものが残っています。

坊主丸もうけ
憎い坊主の布施好み
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
地獄の沙汰も金次

そうして現在のように僧侶は法事や葬儀のときに儀式を行う存在となり、お経を僧侶に読んでもらわなければならないという慣習が身についていったように考えられます。そしてこれは一種の強迫観念ともなっているとともに、世間的習慣であり代々のしきたりの踏襲として残っていると考えられます。

 <  前の記事 法事葬儀の僧侶のかかわり  |  トップページ  |  次の記事 神式の法事  >