檀家制度とは、徳川幕府がキリスト教を禁止して、日本の国民を支配するために設けた制度と言われています。この檀家制度では、必ずどこかの寺院に所属して、寺に人別(戸籍)を登録するという制度、寺請制度といったほうが分かりやすいかもしれません。
この檀家制度は、寺院が発行する寺請証文つまり檀家であることの証明書であり現在の戸籍謄本にあたリます。この証文がなければ、仕事もできず遠くへもいけず生活することができませんでした。
証文の発行を拒否されると帳外れといって宗門人別帳に記載されないこととして差別され、つまり証文がない場合には社会的な抹殺されるという事になります。村八分ですね。
このようなことからお寺の住職の権限は肥大化し、檀家の人々すなわち檀徒はお寺や住職に隷属するしか生きていく道はなかったといってよさそうです。檀家総代であっても、寺の行事に参詣しないときには、戸籍を抹消し厳しく追及せよ、と定めがあったそうです。
このように徳川幕府のもと、戸籍制度に等しい檀家制度は、社会的に人間としての身分を証明する、人々にとっては身分を維持するための制度となってしまっていました。その意味からは、檀家制度は、国家権力が人々を管理するためにお寺と一緒になったということであって、味方を買えると宗教的な存在であった寺院が権力と一体になったといぅことも出来るわけです。